【栽培実験】適期外の種まき野菜の栽培は収穫できる?実験してみました♪

適期外での野菜栽培はできる? 家庭菜園

こんにちは♪と―たくです。

小さなアパートの一角で家庭菜園を行っていますが、家庭菜園にも、野菜を育てるのに適さない時期(オフシーズン)があります。

もちろん、簡易ハウス栽培や、室内で気温に気を付けながら栽培を行えば、年中育てることも不可能ではございませんが…日中家を空けるご家庭も多く『常に空調を付け温度管理を行う‼』なんて難しいですよね。

空調管理のために、電化製品をつけっぱなしにする方法もありますがお金もかかる。

でも…種まきには適さない時期だけど、好きな時に好きな野菜を育てたい…

そんな方も中にはいらっしゃるかと思います‼

なので今回は、時期外れの種まきが、どのように栽培に影響するか実際に実験栽培を行ってみました。

結論から言うと

『栽培はできる。しかし、とてつもない時間がかかる上に、管理が大変になる』

という結果で落ち着きました。

日中の管理が行える家庭では結果が変わってきますが、今回はあくまで『日中の管理が難しい場合の栽培』という点で、読んで頂けると幸いです。

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使用した種と種まきの時期

今回実験した種は2種類

・ラディッシュ

・水菜

それぞれの適期は下記の通り

ラディッシュ適期
春まき…3~5月中 収穫…4~6月中
秋まき…9~10月中 収穫…10~12月中
水菜適期
春まき…4~5月中 収穫…5~6月中
秋まき…9~10月中 収穫…10~12月中

※栽培方法などの詳しい情報は、改めて記事にいたします。

真冬の栽培で実験しますが、種をダメにしないように、随時、簡易温室やトンネル栽培は使用しています。

↓簡易ハウスについてはこちらの記事から

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種まきは、真冬の12月中旬に実施しました。


 


 

包装袋に『種まきカレンダー』がついておりますが、完全に無視をして、適期外(真冬)の種まきを行っています‼

ラディッシュ・水菜ともに種まき方法は、すじまき‼

今回すじまきの画像を控えていない為、以前栽培した野菜の画像を引用します。

すじまきの行い方

種まき後は、水が枯れない様に水を与えますが、真冬なので水枯れの心配はほとんどありません。2週間~3週間に1回水まきといったところでしょうか?

また、雪の影響も考慮し、取り急ぎトンネルを設置しました。

プランタートンネル栽培の方法

ラディッシュには、ビニール温室、水菜は不織布温室を設置しています。

発芽の状況

実際、水枯れもなかったので、日当たりと通気性に気を付け、それ以外の管理は特にない状態が続きます。

年末の休暇ということもあり、トンネルをかけたまま、一時地元へ帰省をしました♪

帰宅後、どちらもたくさんの発芽が見られることを祈り‼

1週間後…帰宅し菜園の確認を行うと…ラディッシュのみ発芽を確認。

ラディッシュの発芽

1ヶ月程度で収穫が可能なラディッシュですが、約2週間でやっと発芽しました。この時点で、かなりの時間がかかっております。

不織布トンネルで管理した水菜はというと…変化なし。

しばらくそのまま様子を見ましたが、まったく反応が見られませんでした。

このままでは、発芽もしない可能性が?っと考え、一時的に自作した室内ハウスで管理することに

室内ハウスは、室温18~25℃、湿度60~70%の環境。自作ハウスとしては完璧な環境です。

投入翌日…

水菜の発芽様子

一瞬で発芽しましたw

既に、この段階で、真冬の環境下(何もしなければ)では、成長が止まってしまう事が鮮明に分かります。

その後、ラディッシュはベランダで引き続きビニールトンネル栽培。

水菜も室内ハウスにいれたまま少しの間管理し、約2週間後にベランダへ移動させました。

ベランダでのトンネル栽培様子

この際、今まで不織布でトンネルを行っていた水菜もビニールトンネルへ変更。

不織布のみのトンネルより、ビニールの方が保温・保湿が行えます。

因みに、左手に見えるのは、スナップエンドウをトンネル栽培しているプランターです♪

成長スピードに大きくかかわる環境

成長が早いと言われるラディッシですが、スーパースロー再生のような成長スピードです。

なかなか大きくなりませんね…

ただ、着実に成長はしている為、間引きや追肥を行いながら、さらに成長を促していきます。

水菜は種をまきをしすぎた影響で、間引きが大変でした…ここは毎度おなじみですね。

学びがないのはご了承ください。

ここで一度振り返っておく点が、各野菜を適期に栽培した場合の収穫までの期間です。

ラディッシュ…種まきから約1ヵ月程度
水菜…種まきから30~40日程度

まずラディッシュ。

植え付けから約2週間程度の期間で発芽

かなり時間がかかっております。さらに今回は自製のビニールトンネルを設置しましたが、していなければ恐らく発芽にもっと時間がかかっていたと思われます。

発芽後の成長も、非常にゆっくりであり、1ヵ月たったころにやっと三つ葉が生える程度の成長となりました。

ラディッシュの様子三つ葉

種まきが12月中旬、三つ葉が生えそろうのが1月末、既に1ヵ月半が経過しました。

続いて、水菜ですが…

水菜は、室内栽培を行いやっと発芽しています。

こちらは、ベランダ栽培の段階でピクリとも成長の予兆がなかった為、室内栽培に切り替えました。

室内に入れなければ成長にもっと時間がかかっていたと思います。

室内ハウス栽培中の水菜

室内管理での発芽後、1月末頃から再度ベランダへ移動。ビニールトンネルを設置し成長を観察します。

しかし、気温が低い時期はやはり、ほとんど成長が見られません…『これ、失敗だよね…』と何度思ったことか。

たまに『葉が大きくなったような…』と小さな成長が見えることもあった為

ここから収穫に向けては、2週間に1度の追肥、土の乾き具合を見て水やりのみで成長を促していきます。

成長を始めた水菜

そこから、2.3月とゆっくりと時間をかけて成長をして行きました。

結局成長を始めるのは暖かい季節

2月末頃、気温が若干上がります。それと同時に、ラディッシュと水菜も急激な成長を見せ始めます。

急に成長を始めたラディッシュ

ラディッシュの葉が大きく広がり、水菜も『らしく』なってきました。

暖かくなり急成長する水菜

今までと違う環境は、気温が高くなったこと。もうこの点しかないですね。

未だ「春だぁ~‼」と感じるほどの気温とはいかず、「少し暖かくなってきたね。」くらいの肌感ではありましたが、明らかな急成長。

今の今まで、幼葉であった水菜は、毎日様子が変わっているほどぐんぐん成長していました。

時期外れ(真冬)の種まきを行う際の注意

これまでの実験を通して、真冬の栽培はやはり適さないことを十分感じることができ、体感も出来ました☆

気温が低すぎる環境では、種がダメになってしまったり、発芽後に枯れてしまうといったデメリットが発生します。

そして、通常以上に管理が必要となる上に、気温変化には常に気をつかって栽培を行わなければなりません。

私自身、結構疲れました。w

ただ、まったくできないということではなく、トンネル栽培や、ハウス内栽培など、行き届いた管理を行うことで、野菜はしっかりと成長してくれます。

水菜の成長過程

今回私は、自作でトンネルやハウス設置をしましたが、こういった便利キットは購入することも可能です。


 


 

場所も取らず、より適した環境へ近づけることができます♪

年間を通して、緑の野菜に囲まれた生活を送りたい方は、ひと手間必要にはなりますが、こういった設備を駆使し、栽培を行うことをおすすめします。

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まとめ

真冬の種まきは、通常の成長期間の倍以上の時間がかかりました。

12月中旬の種まきから、4月初旬の栽培…約4ヶ月半。普通に考えて長すぎます。w

その間、ベランダは家庭菜園で使用している為、洗濯物を干すことも困難であり、また雪や大雨時の対応も随時行うことになります。何かと不便なことも多く発生しました…

そして、結局生育に適した気温になってから、野菜達は成長をはじめましたね。w

そう考えると、真冬の期間などのオフシーズンは、土の再生作業などを行いながら、適期に栽培する野菜達が、のびのび成長できる環境を整えていく方が、野菜にとっても菜園を行う私たちにとっても、メリットの多い家庭菜園となりますね♪

今回栽培した野菜はしっかり収穫して、鍋やサラダで美味しく頂きました♪

収穫した水菜

※収穫した水菜

収穫したラディッシュ

※収穫したラディッシュ

見栄えはよくありませんが、シャキシャキとした食感に、みずみずしさのあるフレッシュなおいしさでした★

水菜とラディッシュのサラダ

今回は、『実際どうなの?』の感情から行ってみた栽培実験…

私はもう適期外の栽培は遠慮しようと思っています‼w

さて、本日はここまで‼とーたくでした♪

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