【パセリ栽培】種から育てるイタリアンパセリ♪ポット栽培で発芽率UP‼

イタリアンパセリの栽培方法 家庭菜園

こんにちは♪とーたくです。みなさんいかがお過ごしですか?

さて、ご報告からです。

以前投稿させて頂いた、うどんこ病発症のパセリですが、梅雨時期の大雨に必死で耐え、頑張っていましたが、先日株ごと枯れてしまいました。私の管理不足と植物育成の難しさを痛感しています。

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同じ失敗を繰り返さない様、今回に学び生かさなければなりませんね…家庭菜園は、難しい点もあります。

気持ちを切り替え、「次こそ…」そんな思いも込め、再度パセリ栽培にチャレンジしました。

今回、種からの栽培を行いましたが、実は種からのパセリ栽培は3度目。

過去2回に関しては

・発芽したけど成長が止まり枯れ始めた
・発芽すらしなかった

と散々の結果となっています…

原因は、パセリの性質をよく理解していなかった私の勉強不足によるものです。反省点だらけです。

なので今回は、事前によく再確認し、栽培を行いました♪

結論から言うと、立派なパセリに育ち、たくさんの収穫がありました‼

ただ、種からのパセリ栽培は、やはり少し難しいイメージです。

枯らすリスクを軽減する為にも、失敗したくない方は、苗まで育ったものを、購入することをおすすめします。

しっかり苗にさえ育ってくれれば、あとは日照時間や風通しに十分注意し育成することでぐんぐん葉を生やしてくれます。

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パセリって?

パセリには多数種類があります。

私たちがよく目にするパセリは「パラマウント」という「縮葉種」の品種で、日本人なら多くがこのパラマウントをイメージするはずです。

その他にも、イタリアン料理でよく使用される「平葉種」の「イタリアンパセリ」中国パセリのパクチー等、意外と耳にすることが多い野菜ですよね‼

どの品種も個性があり、葉の形はもちろんのこと風味も異なっている為、料理によって使い分けながら料理を楽しむこともできます。

独特の風味が苦手な方もいるかと思いますが、栄養価が非常に高くミネラル豊富であり、漢方に使用される品種もあるなどかなりスペックの高い野菜ですね。

パセリカレンダー

【種まき】
・3月中旬~5月頃と9月~10月頃、気温が15~20℃程度が発芽に適温となります。
~実体験記録~
・真夏の種まき…発芽が見られず。放置していたところ、1ヵ月以上経過した涼しくなった時期に発芽を確認。
・真冬の種まき…発芽が見られず。放置していたところ、春になり、気温が上がり、発芽を確認。
【収穫】
・年中収穫可能。株が大きく育てば、あまり手を加えずにどんどん成長します。葉が成長次第、年中収穫可能です。

パセリを育てよう‼

ポットで、ある程度の大きさになるまで育てることを育苗」と言います。今回はこの「育苗」の方法でパセリを栽培していきます。

パセリは非常に日光の好きな植物です。種からパセリを栽培する場合、日当たりのよい場所で、十分な水を与え、発芽するのを待ちましょう。発芽まで土が乾燥しないように管理してください。

準備するもの

【育苗用】
・育苗用ポット
・野菜用の土
・イタリアンパセリの種
・ピンセット
・水受けトレー
【植え付け用】
・野菜用の土
・赤玉土
・底石
・植え付け用プランター
・スコップ
・軍手

種まき

栽培経験を通し感じたことですが、パセリの種は、若干発根し辛く感じます。その為、種まきの前に、一晩程度水につけておきました。

種を水につけておくことで、発根を促すことができ、発芽の割合を高めることができます。

濡れたティッシュやコットンの上に、一晩置いておくだけでも効果はあります。

土は軽く握ると、塊ができる程度に湿らせておきましょう。

乾いた土を使うと、水をかけた際に、種が水で流されてしまう事があります。土を湿らせておくことで、種が定着し、流れるリスクを軽減できます。

ポットの上縁、約1㎝程度まで土を詰めたら、1ポットに5粒程度、種まきをしていきましょう。

私は今回、より丁寧に植え付けを行うため、1粒ずつピンセットで種を植えていきました。

種まきの手順は下記の通りです。

  1. 種の個数分、ポットに1㎜程度のくぼみを作り、種を1粒ずつ、まいてていきます。
  2. 種周囲1~1.5㎝程度は、種をまかないように少し間隔を空けてまいていきます。
  3. 土は、軽くまぶすくらいの感覚で、種にかぶせて下さい。
  4. 発芽まで水が絶えないように、十分に土を湿らせておきます。

種まきの間隔は、通気性の向上を狙っています。また、土の影響で日光が種に届かなくならないよう、土を軽くまぶすくらいの感覚でかぶせています。

さて、ここまでできたら、発芽まで水を絶やさないことが重要となります。

土の様子を見て、随時、水やりを行うこともいいですが…日中は、仕事で家に不在いないので、水枯れが発生しないように、対策をとります。

種まきが完成したポットに、たっぷりと水かけをした後、水を溜めたトレーにポットを並べていきます。

こうすることで、日中の水かけができない場合でも、ポットの土が水を勝手に吸い上げてくれるので、常に水がいきわたる状態を作ることができます。

トレーの水を変える作業は欠かさず行っていきます。常に水は清潔にしておきましょう。

後は状況に応じて、トレーごと場所の移動を行い、日照の確保と風通しに注意します。

パセリの発芽

同時期に植えたバジルは、早々に発芽しました。

窓際でポット栽培中のバジルとパセリ
※左がバジル、右がパセリです。

天気が安定せずに、すぐすぐの発芽は見られませんでした。

しかし、約1週間後に、いくつかのポットに小さな発芽を確認。約2週間経過する頃には、7~8割の発芽が確認されました。

発芽したパセリポットの様子

ちょっと遅めの種まき(5月末頃)であったため、心配はありました。しかし、ポットによってまちまちではありますが、しっかりと発芽が見られましたね♪

なかなか発芽しないポットもありましたが、とにかく発芽してかなり嬉しい…

しばらく待ちましたが全ての種が発芽‼という訳にはいきませんでした。

多めに種まきポットを作り、育苗の母数を増やすことも、成功の秘訣ですね♪ポットを多めに準備しておいてよかったです。

パセリの成長

1ポットに5つ程度の発芽が見られたところで、1回目の間引きを行います。

1回目は、1ポット3株になるように、生育のよい、しっかりとした株を残し、間引いていきました。

間引きを行い3株程度になったパセリ

初めて野菜を育てた時は、間引きで、どの株を間引いていいかわからず、鬼のように時間がかかっていましたが…今では生育のいい株を残す‼どれも似たり寄ったりの場合は、真ん中に生えているものを残す‼くらいで、手早く間引を行えています。

1回目の間引きから約2週間、今年は、気温が高く、生育が少し遅い状況ですが、ゆっくり確実に成長しています。ポット栽培のいい点は、気温に応じですぐに場所の移動ができる点です。状況に応じて、せっせと移動を行いました。

ところどころ、葉が黄色くなる時期がありました。生育環境が悪いと、葉を黄色くして、サインを出してくれます。

株を1本立ちにしたパセリポット

このタイミングで、最終間引きを行い、株を1つにしました。そして、追肥も行います。

どれもよく成長してくれましたが、最終的には4つの苗を残し、他の苗は、知人へプレゼントしました。

残った4つの苗は、もう少し成長させてから、プランターへ植え付けを行います。

安定しない天気もあり、若干徒長気味なのか、株が下を向いていました。その際は、土をほぐし、寄せ土をしながら、上を向いてくれるように少し手を加えました。

本葉5~6枚になった段階で、ようやくポットからプランターへ、植え付けを行っていきます。

が…このタイミングで天気が乱れ、約2週間、雨が続きました。しばらくポット育成も、続くことなりました。

雨に打たれるポット育苗中のパセリ&バジル

雨の被害で、ベランダ菜園の野菜達に大きな影響が出ました。

トマトは実がボロボロになり、ほぼ全部がダメになり、きゅうりも、実をつけるはずの花が、全て散ってしましました。

天候の乱れは、野菜の成長に大きくかかわってきます…わかってはいましたが、今回はより痛感させられました。

ようやく晴れ間が見えたので、パセリをプランターへの植え付けていきます。

野菜用の土に、赤玉石を4割程度混ぜ込んだ、ブレンド土を使いました。野菜用の土だけでも、十分ですが、水はけをよくするために、ブレンド土を使用しています。また、パセリは弱酸性の土を使うと、元気に育ちます。

さて、早速、準備していたプランターへ植え付けを行います。

  1. 底石を入れ、ブレンド土を詰めていきます。
  2. ある程度まで、土を詰めたら、ポットから苗を取り出し、プランターに置いていきます。
  3. 植えたい位置に苗を置いたら、再び土をかぶせていきます。
  4. 株がしっかり上に立つように、土寄せをしながら形を整えれば、完成です。

植え付け完了後、追肥を行いたっぷりの水を与えました。

大雨で苗が1つダメになったこともあり、植え付けた苗は3つなりました。

パセリ植え付け後の様子

後は程よい日照時間と通気性のある環境で水やりを行えばほぼ手間をかけずに成長してくれます。

植え付けを行ったのが、2021年6月頃でしたが…12月頃には、この通り成長しました♪

成長したイタリアンパセリ

そして、現在2022年3月の様子がこちら!

何度か収穫していますが、中心からいくつか新芽が出てます。画像だと伝わりにくい…

株の中心から新芽を伸ばすパセリ

発芽は難しいですが、ある程度大きくなればあとは日々の成長を楽しく感じていろんな料理に活用してみてください。

因みに私たちは、ドライパセリにして長期保存・長期使用してます♪

ドライパセリの作り方はこちら↓↓

【ドライパセリ】自家栽培のイタリアンパセリを大量消費します‼
家庭菜園で収獲できたパセリをドライパセリにしてみました。パセリは2年草といい、長期に渡り収穫可能な野菜です。今回調理するドライパセリは、きれいに洗ったパセリを、乾燥させて粉々にするだけで完成です‼日持ちも可能で、料理もおしゃれ飾れます。とっても簡単ですよ♪

作り方は、すごく簡単で料理で大活躍するので、是非お試し下さい。

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まとめ

イタリアンパセリに限らず、パセリは種からの栽培が少し難しい野菜です。

ポイントとしては

・種まき前に種を水につけておく
・ポットなどでの育苗を行う
・発芽まで十分な日照と水分を枯らさないこと

上記に十分注意しておけば発芽率を上げることが可能です。

発芽さえ成功すれば、あとは他の野菜同様に日照時間、通気性、水やりに注意することでしっかり成長をしてくれます。

今回3度目の正直で、栽培を開始したパセリでしたが、過去の失敗に習い、ようやく収穫までありつけました。収穫の度にすごくいい香りが漂います。本当に大成功でした‼

ちなみにパセリは、寄せ植えの方法はあまりおすすめできません。生命力が強く他の野菜の栄養素まで独り占めしてしまう可能性があります。

パセリを育成する際は、パセリのみをプランターに植え付けて栽培しましょうね♪

パセリは…

・栄養価も高い。
・ミネラル豊富。
・種まきの適期はありますが、どの季節でも育成ができる。
・一度植え付ければ長い期間栽培できる。

家庭の心強い味方になってくれる野菜です‼

脇役のようで、実は超優秀なパセリを、みなさんも是非‼栽培してみて下さい♪

それでは、とーたくがお届けしました~♪

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