はいは~~いっ‼とーたくです‼
時間を言い訳にして、次に栽培する野菜の選抜をさぼっていました…反省します。
ついに、精神的にも物理的にも思い腰を上げて、今年の冬は何を育てようかと夫婦会議を実施。
育てる野菜に大体めぼしを立てたところです。
そうと決まれば、夏秋に使用した土壌再生が必要になってきます。
ちょっと遅い作業はじめとなってしまったので、フルスロットルで開始しましょう‼
今回は目の細かさが大・中・小の3段階に交換できるフルイを使用して実施しました。
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作業をされる開始の前に、ベランダで作業される方は風向きに注意が必要です。
舞った土が、部屋の中に入り込むこともあるので、近所の迷惑にならないように、また、飛び出した土でベランダも汚れるので、お掃除も必要になります。
ただ、作業終了後は、達成感と土のふわふわ感をたまらなく感じることができます。
土再生の理想は、育てたい野菜の好む土づくりを目指すことがベストですが、まずは作業手順だけでも、覚えておけば、家庭菜園もさらに幅が広がります。
土の再生作業開始
土の再生は、以前も実施しましたが、前回は消毒して堆肥などを混ぜ込んだだけの、非常に簡易的な再生方法であったので、今回は少しだけ細かく作業していきます。
栽培終了後、雨風にさらされ続けたおかげで、ガチガチに固まっております。
栽培が終了したら、すぐに土の再生とりかかった方が扱いやすそうです…
準備したもの
・プラスチック製のタライ
・スコップ
・3段フルイ
・バケツ(フルイで発見された、幼虫たちの一時避難場所)
・ゴミ袋
・リサイクル材
・赤玉土(中)
園芸用の手袋は、冬時期の作業となるため、防水のものをおすすめします。水も扱うので、浸透してきた場合、めちゃくちゃ寒いです。
タライはフルイ作業時の土受け用途や、土を混ぜる作業に使用しましたが、ベランダに十分なスペースがあれば、ビニールやシートなどを広げて代用する方法もあります。
フルイ作業の実施
土はある程度、乾燥している状態で行いましょう。湿りが多いと、次のような問題が作業時に発生します。
・フルイが目詰まりを起こす
・使用可能な土も塊になってしまい、正確な分別ができない場合がある
などなど…作業に支障が生じるので、乾燥はある程度させることを必須としてください。
さて、早速作業開始です‼
フルイに投入する前に、手で取れる不純物は取り除いておきましょう。
まずは、一番大きい目のフルイで作業を行っていきます。
基本的に、大きな軽石に合わせ、土に混ざっていた古い根っこは、この段階である程度とれます。
塊になっている土があれば、手で砕きながら土のフルイ作業を進めましょう。
画像は自主規制しますが…幼虫がかなり出てきました。
放置していたので、いい住処になっていたのかもしれません。
申し訳なさもありつつ、幼虫たちは準備していたバケツに一時避難させました。
後ほど、引越をさせてあげようと思います。
一回目でしたが、かなり細かい根っこが絡んでいますね。
フルイで分けられた軽石については、きれいに乾燥させれば、再利用できそうだったので、別にとっておきましょう。後日、底石など活用できそうです。
1回目のフルイが完了した段階で、ある程度の不純物は取り除かれていました。が、さらに細かい根のくずなどが、未だ残っていました。
ここからさらに2回目を行っていきます。作業方法は1回目と同じです。
フルイの目を中サイズに入れ替え、再度フルイ作業を行います。
フルイ作業…これがまぁなかなか楽しいです。
無になれます。悩みがある訳ではありませんが、なんか、世の中で起きているすべてが小さく感じます。実施、そんなことは決してありませんが。
細かい根も2回目のフルイでだいぶ、きれいになりました。
上の画像で、1回目はタライの中の土となります。
2回目は、準備していたビニール袋の中に、土を溜めていきます。
2回を行うと、かなりふかふかで、さらさらの土になりました。クッションみたいな感じでした。
3回目の一番細かい目でのフルイ作業についてですが、今回、私は行いませんでした。
土の再利用した回数にもよりますが、同様に再生作業をされている方の多くは、1番細かいフルイの目から落ちた土は、不純物が微塵となっているものが含まれている為、廃棄されている方が多くいるようです。
今回、私が3回目を行わなかった理由は、再利用した土は、夏に1度だけ使用した土であり、微塵となった不純物は多く含まれていないと判断したからです。
数回にわたり土を使用される場合は、細かい目から落ちた土は、廃棄でもいいですが、腐葉土などを混ぜ、土の復活を行うこともできます。
土を熱消毒する
フルイ作業が完了したら、次のステップとして、土の消毒を行います。
土の消毒にはいくつか方法があり、夏場と冬場で方法は異なります。
私がこれまでに実践したものは下記の2通りです。
土に水をまき、黒ビニールで覆った後(または、袋に入れる)、直射日光にさらす消毒方法
土に熱湯をかけ、その後、土を広げ、寒さにさらして再利用する消毒方法
と、どちらの方法も簡単に実践できる方法です。
因みに、夏場の方法については、以前に土の再生で行った記事で実施内容は同様のものです。
どちらの方法も2週間程度置いた方が、より消毒効果はUPします。
さぁ、今回は11月の作業だったので、冬場の消毒方法で消毒作業を行いました。
タライに入った土に、熱湯をかけていきます。
土から湯気が上がっている情景がすごく神秘的でした…
このまま放置でいいのか迷いましたが、私は多めの熱湯を何度かに分けて注ぎ、注ぐ毎に全体を、かき混ぜ、全体が熱を持つようにしました。
全体に熱湯が回ったら、2日程度、ビニールをかけて放置、その後、取り外してから寒さに土をさらす作業を行いました。
全体がある程度乾燥するまでは、随時かき混ぜを行ってください。
リサイクル材の投入
ある程度乾燥した段階で、目視で確認できる程、土はふかふかになっていました。
ここからは、リサイクル材と赤玉土を混ぜ込んで、野菜の喜ぶ土に仕上げていきましょう。
使用したものは、画像の通り。
赤玉土は中サイズのものを使っています。
リサイクル材は、この時初めて使用してみましたが…すごく黒いです。
赤玉土は、今回使用した物とは違うものですが、少量販売もされています。↓↓
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リサイクル材の種類によって、含まれている成分量はそれぞれ違うため、育てたい野菜がどの成分を好むかを、予め確認して選ぶ方がいいですね。
再生を行った土は15ℓでしたが、フルイを行った段階で約13ℓ程度まで少なくなっていました。
配合量を調べたところ、「古い土に1割程度混ぜてもOK‼」の表記を確認したので、約1.5ℓ(※少し多めに配合)の混ぜ込みを行いました。
混ぜ作業の際、土のいい香りがして、再生されている感覚を鼻からも感じることができます。
全体をまんべんなく混ぜると、しっとりふかふかな土となります。
赤玉土の投入
赤玉土については、水はけのよさ、根腐れ対策に、フルイで取り除かれた軽石とおおよそ同じ分量分を投入しています。
赤玉土の投入は、いっぺんにまとめて行うより、何回か小分けでの投入が混ぜやすいですよ。
また、リサイクル材も同様ですが、土全体を混ぜる場合は、スコップを使用するより、手袋をつけた手で、全体を回し混ぜたほうが、きれいに混ざりました。
小さなことですが、時短ポイントとして試してほしい点です。
本来であればゼオライトなど、害虫対策用の土も混ぜこみを行う予定でしたが、近場のホームセンターで在庫切れであった為、今回は断念しております。
ここまでで、今回の再生作業は完了です。
リサイクル材の混ぜ込み後、1週間程寝かすとさらにいい土になると、記載がございますが、すぐ使うことも可能です。因みに今回は3日程寝かせました。
植え付け
土の再生後は、早速植え付け袋苗を買いにいきました。
今回の植え付けは、妻が以前から育てたいと言っていた「イチゴ」にしました。
イチゴは冬の寒さにも強く、ホームセンターでも立派な苗が販売されていました。
種からの栽培を行いたかったですが、種まきには少し遅すぎたので苗植えにしています。
そして、「コンパニオンプランツ」として、カモミールも同時植え付けを行いました。
これから、さらに寒さが厳しくなってきます。
冬越えの対策をしっかり行い、大きな実をつけてもらいましょう。
まとめ
私たちを含めて、家庭菜園ビギナーさんは「古い土ってどうする?」と必ず思うでしょう。
実際、私たちも同じように土の処理方法に困っていました。
せっかく家庭菜園を行うのに、毎回古い土を処分して、新しいものを買い直す…なんて少し無駄な気がしちゃいますよね。
土の再生は永久に繰り返すことは困難ですが、数回であれば行うこともできます。
更に、自ら再生させた土での栽培は、育てる野菜への愛着も沸き、家庭菜園も今よりずっと楽しんで行うことができるはずです。
土の再生でポイントにしたい点は
・時期によって再生方法が違う
・よい生育環境を生成する為、消毒はしっかりと行う
・育てたい野菜によってリサイクル材を使い分ける
上記については特に気を付けて再生作業を行えるといいですね‼
また、時間のかかる作業なので、できる限り早い段階で開始されることをオススメします‼
それでは、本日はここまで‼土の再生方法について、参考になれば嬉しいです♪
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